著者
河田 俊嗣
出版者
広島大学病院
雑誌
産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験
巻号頁・発行日
2005 (Released:2016-04-26)

矯正歯科治療における歯の移動はブラケットとワイヤーを用いて、通常24ケ月程度の治療期間を要し、治療期間の短縮は医療現場の大きな課題の一つである。治療期間の短縮阻害要因の一つに、ブラケットとワイヤー間の摩擦がある。本提案者らはブラケットの構造を根本的に見直した。即ちブラケットのスロット内面にニードル式ベアリングを挿入することによってワイヤーとの摩擦を減少させるブラケットを試作した。基本的な性能は確認をしたが、臨床での実用化と量産化を視野に入れた製品化には、?矯正治療患者での効果の検証、?極微小ニードル式ベアリングの高精度な加工と検査技術を確立する必要がある。

言及状況

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量産に向けた低摩擦型矯正歯科用ブラケットの開発 https://t.co/fynR5cwuI0

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