出版者
岡山県総合畜産センター
雑誌
岡山県総合畜産センター研究報告 = Bulletin of the Okayama Prefectural Center for Animal Husbandry & Research (ISSN:09154728)
巻号頁・発行日
no.17, pp.45-49, 2008-03

「晴れの国おかやま国体」等で使用されたバイオマスプラスチック製弁当容器の堆肥化処理の可能性を検討した。1.弁当容器が概ね目視できない程度に分解されるのに要した日数は、10日から12日程度であった。2.弁当容器投入の前後1週間の堆肥発酵温度は、概ね60℃以上あり、弁当容器投入による影響は少なかった。3.コマツナ種子の発芽障害は見られず、堆肥成分の値にも大きく影響することはなかった。よって、堆肥中では、大量のバイオマスプラスチック製弁当容器を効率よく処理することができ、作物に対して安全性の高い堆肥を生産することが可能である。