著者
高橋 陽一
出版者
東洋大学PPP研究センター
雑誌
東洋大学PPP研究センター紀要 (ISSN:21895457)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.1-53, 2019-03

1999年のPFI法施行から約20年が経過し、期間満了となるPFI事業が増え始めている。内閣府 PFI推進委員会は「手法の有効性・必要性について、管理者等(主に地方公共団体)や住民間での共有が不十分」と指摘しているが、現状を見ると事業が生み出した「成果」に関する情報開示は不足しており、アカウンタビリティが全般的に低い状況にあると言える。本論では、PPP/PFI事業における上述の課題を解決するため、成果志向の評価手法である「プログラム評価」に着目し、国内外の先進事例の分析をもとに、その適用可能性と課題を検証する。