3 0 0 0 OA 衆道物語 2巻

出版者
甚左衛門

仮名草子。衆道すなわち男色についての教訓を述べたもので、若衆には情と義理が大切であると多くの和漢の故事を引きながら述べる。作品の根底には、人生無常、因果応報の思想が強く認められる。当館本は寛文元年、甚左衛門版であるが、寛永20年刊『心友記』の求板本であり、内題と刊記を入れ木し、挿絵を又丁で4丁新たに挿入している。(岡雅彦)