出版者
表紙屋市郎兵衛
巻号頁・発行日
1676

書名は題簽による。刊記:延宝四丙辰天十一月吉日表紙屋市郎兵衛刊行。表紙屋板江戸大絵図の初出図。延宝3年(2年もあるか)板の林氏吉永「新板江戸大絵図絵入」と類似する。本所は横十間川までを収める。辻番所、坂の記号表現がある。江戸外までおさめ、社寺に全て絵を入れたとする。
出版者
表紙屋市郎兵衛
巻号頁・発行日
1684

題簽書名。刊記「貞享元甲子歳 五月吉日 浅草瓦町 表紙屋市郎兵衛」。延宝4年以来の表紙屋版江戸図の改版図。天和4年甲子歳正月、同二月、貞享元年甲子歳五月(本図[1684])と相次いで版を重ねている。本所を図の左下(海中)に別図とし、目黒不動、板橋宿、木母寺を図の三隅に置き、10万石以上の大名上屋敷に定紋を入れる従来の形式に加えて、図の周囲に1万石以上の大名の一覧表を設け、槍じるしと御在所知行高を表示する。