著者
(梁) 周興嗣 撰
出版者
金宣刊
巻号頁・発行日
1606

梁の周興嗣撰の千字文を、真、草、篆、隷の四体の書体で併記したもの。音読みと訓読みを振り仮名として振る。本書は黒地に白抜きの陰刻に仕立てている。当館本は刊記に「慶長丙午歳 金宣開板」とするが、金宣が、春枝、讃に成っている二版がある。先行の『四体千字文』は慶長9年に二点刊行されている。(岡雅彦)