著者
片桐 秀晃 中根 允文
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.375-382, 2013-04-15

抄録 双極性障害(躁うつ病)について,日本における一般住民の認知度,疾患に対するイメージ,および社会的距離について,また双極性障害の具体的な症例を各病相で提示し,各病相に対する認識についてインターネットを利用して調査した。「双極性障害」については72.8%が「聞いたことがない,知らない」と回答し,双極性障害の疾患としての認知度が低いことが示唆された。さらに社会的に否定的な態度やイメージを持たれている現状が示されるとともに,躁状態はうつ状態に比較し,病気として認識されにくい傾向が認められた。双極性障害が適切に診断・治療され,長期的な転帰を改善するためには,当事者や関係者だけでなく,広く一般住民における疾患の認知(適切な病相の認識)と理解が必要であると考えられた。

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アメリカ人の8割がbipolar disorderを知っているのに (https://t.co/iKDM8lcEHp)、日本人の7割は双極性障害を知りません (https://t.co/HWq4DdO9s3)。世界双極性障害デーを機に、こんな状況が少しでも変わっていくと良いですね! https://t.co/yxj1nx4aDo
Whereas 82% of Americans know “bipolar disorder” (2005) (https://t.co/XkG26QjG1B), 72% of Japanese do not know it(2013)(https://t.co/Oq6hDNWSah). I hope that World Bipolar Day will change this situation. https://t.co/o31KT8jsB8

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