著者
和気 洋介 藤原 豊 青木 省三 黒田 重利
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.437-440, 1998-04-15

身体の特定の部位に限局して,奇妙な異常感覚を持続的に訴える一群の症例はセネストパチーと呼ばれている。これら体感の障害は精神分裂病,うつ病,器質性疾患などの1症状として現れる広義のセネストパチーと,異常感覚のみが単一症状性に持続する疾患概念としての狭義のセネストパチーとが区別されている5)。セネストパチーは頭部,口腔内,胸腹部,四肢,皮膚などに限局し,持続的にまた執拗に訴えられることが多いが,特に口腔内の異常感覚を訴えるものは頻度も多く,歯科で対応に苦慮しているのが現状である。 今回,我々は口腔内の奇妙な異常感覚を主症状として狭義のセネストパチーに位置づけられると思われた18症例について,その臨床的特徴を検討し,診断的位置づけ,薬物反応性,歯科との協力関係のあり方などを考察した。

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口腔内に限局するセネストパチーの臨床的検討 (精神医学 40巻4号) | 医書.jp https://t.co/cwVFVey0z5 口を開けている時間が長いせいか、喉がかゆくて、変な咳がでる… #風邪?

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