著者
篠塚 達三
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.869-872, 1953-12-10

緒言 妊娠5ケ月以後の人工妊娠中絶には種々の方法が發表されているが,未だ滿足出來る方法は發見されていない。メトロイリーゼ,ブジールングは娩出迄に比較的長時間を要し感染の危險があり,アブレル氏方法は比較的確實であるが時に不慮の危險を招く。最近種々の溶液を卵膜子宮壁間に注入する方法が發表されている。私は以下述べるような種々の方法を行つて見たので比較發表する,尚全實驗例共施術直後鹽酸キニーネ1gを2時間毎に3回に分服させた。

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