著者
山村 幸江
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.245-249, 2017-04-30

●目的 ・シェーグレン症候群の診断 ・耳下腺・顎下腺における導管系の形態評価 ●対象 唾液腺造影検査は耳下腺と顎下腺における導管系の形態評価が必要な病態,すなわち慢性炎症や唾石,シェーグレン症候群などが対象となる。唾液管開口部から逆行性に造影剤を注入するという侵襲的な検査でもあるため,CTやMR,超音波検査の普及につれて施行頻度は減少し,近年では主にシェーグレン症候群の診断目的に,手技の容易な耳下腺に対して行われる。急性炎症およびヨード過敏症では禁忌である。

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