- 著者
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常樂 晃
林 独志
島居 徹
内田 克紀
赤座 英之
近藤 福次
- 出版者
- 医学書院
- 巻号頁・発行日
- pp.909-911, 1999-10-20
患者は,25歳,男性。精神的に困窮したため発作的に爆竹を尿道に挿入し爆発させた。尿閉となり近医を受診し,治療目的で当科に紹介され,入院となった。MRIでは尿道構造が消失していた。尿道へのカテーテルの挿入はできなかったため,膀胱瘻を造設した。保存的に治療したところ,排尿障害を残さず自然治癒した。爆竹による尿道損傷の報告はなく,自験例が1例目であった。