著者
村瀬 永子 平林 秀裕
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.712-723, 2021-07-10

Point・基底核には,四肢の運動,眼球運動,情動,認知とかかわる皮質—基底核—視床—皮質を介するループが並列し,体部位特異性がある.・基底核はハイパー直接路,直接路,間接路といった経路による複雑な興奮(脱抑制)と抑制の回路を成している.・これら経路による発火モデル(rate model)でパーキンソン病やジストニアといった疾患の病態が説明されてきた.しかしそれで説明できない点もみられる.・脳深部刺激(DBS)の電極から得られる局所フィールド電位(LFP)の研究から,パーキンソン病では広範囲の異常な同期活動が病態の本質であろうと推察されている.

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49巻4号 定位・機能神経外科の基礎と臨床 3.「臨床に役立つ大脳基底核の解剖」(川崎隆先生ら) ※リンクは1ページ目,Point(論文要旨)が閲覧可能. https://t.co/CjQE1LMaX1 [雑誌サイト] https://t.co/ZIo3JH8oyp https://t.co/OXE4BNm9iQ
49巻4号 定位・機能神経外科の基礎と臨床 2.「大脳基底核・視床と神経回路―凝固術野刺激術はどのように作用するのか?」(村瀬永子先生,平林秀裕先生) ※リンクは1ページ目,Point(論文要旨)が閲覧可能. https://t.co/CjQE1LMaX1 [雑誌サイト] https://t.co/ZIo3JH8oyp https://t.co/1H0pwc0B43

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