著者
森 沙耶香 長谷川 寛雄
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.614-615, 2020-06-01

Q CMLではNAPスコアーが低値になる機序,急性転化時には上昇する機序について教えてください. A 慢性骨髄性白血病(chronic myeloid leukemia:CML)患者の成熟好中球においてアルカリフォスファターゼ(alkaline phosphatase:ALP)活性が低下していることが発見され,細胞化学的ALP活性測定法である好中球アルカリフォスファターゼ(neutrophil alkaline phosphatase:NAP)染色法が確立し,白血球数が著増していない早期でもCMLの診断が可能になりました.しかしその後長らく,CMLにおけるNAP活性低下の原因は実はよくわかっていませんでした.近年,さまざまなサイトカインの研究が進むにつれて,その機序が解明されてきました.本稿では,CMLにおいてNAPスコアーが低値になる機序について解説しますが,急性転化時におけるNAPスコアーの上昇については原因が解明されていません.機序に関して諸説あるのですが,私見を交え説明したいと思います.

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NAPスコアは好中球の成熟度を示すと言われているのに、なぜCMLの慢性期で低下し、急性転化で上昇するのか? 急性転化で未熟な細胞が増えればNAPスコアは寧ろ低下しそうなもんなのに。 明確な原因は解明されてないみたいだけど、GーCSFが関与しているらしい。 https://t.co/vSkZInMhht

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