- 著者
 
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             大久保 昭行
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 医学書院
 
          
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - pp.34, 1996-01-01 
 
          
          
          
        
        
        
        マグネシウム(Mg)には,カルシウム(Ca)拮抗作用,気道平滑筋の弛緩,気管支拡張,コリン作動性神経筋伝達の阻止などの作用のほか,肥満細胞やTリンパ球を安定化し,NO基およびプロスタサイクリンの生成の促進などの作用があり,呼吸機能と深い関係があることが予想される. 最近,Britton Jらはロティンガム地域に住む70歳以下の成人全員を対象に調査を行い,調査に協力してくれた2,644名(男1,312,女1,321:対象者の48%)について,Mgの摂取量と肺機能との関係を検討した結果を報告している1).