著者
笠井 実人
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.17-21, 1956-06-15

はしがき ある種の薬剤を筋肉内に注射するとき,それが末梢神経内に浸潤して麻痺を起すことはよく注意されている所であります。 看護学の教科書を見ますと,注射部位は,身体の血管や神経の分布が出来るだけ少く,大きい筋肉のある部分がえらばれ,通常大臀筋,上腕三頭筋,大腿四頭筋などが用いられる。即ち臀部,上腕外側,大腿外側などに於て行われると書いてあります。

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