著者
富士田 夏子 松原 あけみ 甲斐 キヨ子
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.148-151, 1975-02-01

はじめに 戦前腸チフスに罹患したことのある女性が,35年後,職場の健康診断で糞便培養検査の結果腸チフス菌の保菌者と診断された.入院後の精査の結果,胆汁から腸チフス菌が分離され,さらに胆嚢胆石の存在が明らかになった.胆石をもつ保菌者は化学療法では除菌できないので胆嚢摘除術が必須な治療方針となる.腸チフス保菌者のこの種の手術は,北海道内で3例目の症例であり(当病舎で2例目),これらの看護に対する文献が少なく常にとまどいを感じた.特にその半生を腸チフス菌保菌者として全く自覚することなく生活していた患者の,それと知ったあとの精神的動揺と手術に対する不安を私たちも強く感じたので,精神看護の重要性を学びながら術前術後の看護を通し経験した事例を紹介したい.

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胆嚢全摘手術を行った腸チフス菌保菌者の看護—精神的不安の多かった老女の例 (看護学雑誌 39巻2号) | 医書.jp https://t.co/aQfct5fevJ
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