著者
渡邊 祐司 永山 雅子
出版者
学研メディカル秀潤社
巻号頁・発行日
pp.1133-1142, 2019-08-25

頸動脈の動脈硬化のMR画像診断は,time-of-flight(TOF)法によるMR angiography(MRA)と,black-blood法を併用した動脈壁イメージングが基本である.頸動脈プラークの構成成分の判定には,血管内腔の信号を抑制するblack-blood法の脂肪抑制T1強調像と脂肪抑制T2強調像を組み合わせて診断する.プラークの被膜の断裂の有無を判定するにはTOF-MRAの元画像を用いる.どのような所見があれば危険性の高い不安定プラークかを知っておく必要がある.

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