著者
李 強
出版者
学校法人物療学園 大阪物療大学
雑誌
大阪物療大学紀要 (ISSN:21876517)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.53-61, 2014 (Released:2019-03-08)

本稿では、江戸時代の『重訂解体新書』により造語された、解剖学骨名である「尺骨」の由来を巡って、「尺」という漢字を遡源的に調べると共に、中国歴代の1尺当りの尺度を比較することを試みた。なお、古今東西的に「身体尺」から「度量法」、ないし「度量衡制」までを広範に検討し、中医学の経典である『霊枢』・「腸胃篇第三十一」に記載された消化管に関する解剖データは中国の殷周時代のものと断定できる史料をまとめて、私見を述べた。

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なるほど 確かに肘から手首までが30センチ弱だから、尺骨のほうは覚えられそう https://t.co/1mUI96Gib2 https://t.co/QMjgouhEPu
ついでに、 尺骨は杉田玄白の造語です。 解体新書はターヘル・アナトミアを翻訳したものですが、尺骨の語源は中国にありました。 論文 https://t.co/qXqGKwW5FT 解体新書裏話 https://t.co/4Uqs9MVUzk

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