著者
根本 泰行
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.105, 2015-03-01 (Released:2018-10-03)

故・江本勝博士は、水に含まれている情報を可視化する可能性のある方法として、1994年に水の氷結結晶写真撮影法を開発し、その後の5年にわたる実験結果をまとめて、1999年に水の氷結結晶写真集『水からの伝言』を出版した。『水からの伝言』は様々な言語に翻訳されて、世界各国に伝わって行ったが、『伝言』の要点は、「水の構造は人間の感情や想念のエネルギーによって変化する可能性がある」「水は情報を記憶する可能性がある」というところにある。しかしながら、従来の科学においては、「水の情報記憶」について、なかなか認められず、結果として「『水からの伝言』は非科学的である」との批判を受けてきた。ところが過去6~7年の間に、世界のトップレベルの科学者たちから、「水は情報を記憶する」ということを示唆する―もしくは完全に証明する―証拠が提示されてきている。ジェラルド・ポラック博士は、博士自身が発見した「第四の水の相」を考慮すると、「人間の感情などの働きによって、水の構造が変化する可能性が十分に考えられる」という趣旨の発言をしている。また、リュック・モンタニエ博士により、「水は遺伝物質DNAの情報を記憶する」ということが、遺伝子工学的手法を用いて、疑問の余地のない形で、科学的に証明されてきている。本講演においては、『水からの伝言』について簡単に説明した後に、ポラック博士とモンタニエ博士の研究内容について、専門外の人にも分かりやすく紹介し、それらの関連について議論する。

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こちらの記事も参考です。 リュック・モンタニエ博士の名前も登場します。 J-STAGE Articles 『水からの伝言』と『最新の水の科学』 https://t.co/uu1JYdiUWb
@vG2AZlCr4F3hx6Y リュック・モンタニエ博士「水は遺伝物質DNAの情報を記憶する」 https://t.co/aKmbhZi48p https://t.co/wLcpTU2oMC https://t.co/LjE8hboBGH

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