著者
大塚 健太 冷水 誠
出版者
一般社団法人 日本基礎理学療法学会
雑誌
基礎理学療法学 (ISSN:24366382)
巻号頁・発行日
pp.JJPTF_2023-04, (Released:2023-09-09)
参考文献数
25

【目的】健常若年者を対象とし,ステップ動作におけるステップ距離の予測可否およびステップ距離の違いが予測的姿勢制御(Anticipatory Postural Adjustments:以下,APA)反応に与える影響を検証することを目的とした。【方法】健常若年者20 名を対象に,身長に応じた3 つの距離でのステップ動作を事前に距離を教示する条件およびステップ直前に提示する条件にて実施し,各種条件におけるAPA 時間,下肢筋活動時間および筋電図間のコヒーレンスを算出し比較した。【結果】筋活動時間においては予測可否によってステップ側前脛骨筋・支持側ヒラメ筋,ステップ距離によってステップ側前脛骨筋・腓腹筋外側頭に有意差を認めたものの,APA 時間およびコヒーレンスにおける有意差は認められなかった。【結論】健常若年者においては,ステップ距離の予測可否およびステップ距離の違いがAPA 反応に及ぼす影響が少ない可能性が示唆された。

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大学院修士課程修了生である大塚先生(冷水研究室)の論文「予測可/ 否条件における異なる距離ステップ動作が予測的姿勢制御反応に与える影響」が基礎理学療法学に掲載されました!https://t.co/TeWb1wIQSz

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