著者
橋本 謙二
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
日本生物学的精神医学会誌 (ISSN:21866619)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.153-156, 2013 (Released:2017-02-16)
参考文献数
34

グルタミン酸受容体のサブタイプの一つであるNMDA受容体拮抗薬ケタミンが,治療抵抗性のうつ病患者や双極性障害患者のうつ症状に対して即効性の抗うつ効果を示すことが報告された。現在,うつ病の新規治療ターゲットとしてグルタミン酸神経系が注目されている。特に,NMDA受容体のチャンネル部位,グリシン調節部位,GluN2Bサブタイプに作用する薬剤が開発されている。本稿では,うつ病の病態におけるグルタミン酸神経系の役割と新規治療ターゲットとしてのNMDA受容体の可能性について考察したい。

言及状況

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ちょうど先月に医師からそんな話(うつがどうの)を聞きました。悩まされるかどうかは人によるそうで、私には正直よくわからないですが(笑)「うつはこわい」という話からお薬の営業をされました!? 癖をあらためるとか、趣味がなくなるという点以外であるのは「グルタミン酸が過剰に分泌されるから」という話でした。 脳科学の話ですから、専門医からものすごく簡単にしか聞いてないのですが聞いたとおりに説明す ...

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うつ病のグルタミン仮説に関してはこちらが参考になるかと。 https://t.co/vm7HWxWinK
興味深いことに,最近,米国 New York 市マンハッタンにNew York Ketamine Infusions,LLCという 会社が設立され,治療抵抗性うつ病患者や自殺企図のあるうつ病患者の即効性治療を目的としてい る https://t.co/czkU16JE8m

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