著者
吉留 勲
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.8-11, 2018-01-20 (Released:2019-01-01)
参考文献数
4

1856年に合成染料が世界で初めて作られ,日本にも輸入されるようになったが,第一次世界大戦の勃発により,染料の輸入が途絶えてしまう。この染色業界の危機を救うべく,由良浅次郎は合成染料の原料であるアニリン合成の工業化に取組んだ。しかし,日本の機械工業は未熟だったため,独学で設計を行いながらのベンゼン精留装置の完成であった。これにより染色業界の窮地を打開し,我が国の合成染料工業を切り開いたのである。

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https://t.co/9FY93kMA0a このくらいならみんな大好きナーロッパでもちょっと頑張れば手が届くかも 転生トラックに轢かれる予定の方いかがっすか
墨染?着物の色がなんだか納得いかなくて、当時の染料事情は…とググったらこんな記事が。WWIで輸入が止まったアニリンを国産。https://t.co/hcnVrJUVey https://t.co/rtTNgcLq7X
@mikarin_tokyo 毛糸ってどんな染料使っているんでしょう。合成染料は廃コールタールからベンゼンを精製してそれを原料に作られたのはが始まりのようです。 日本初のベンゼン精留装置と合成染料の歴史 https://t.co/jGi5HNLBgf 私が特にダメなのは、青・緑・黒かな…。生成りの衣類ばかりで、白熊みたいになってます

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