著者
木村 徳典
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.198-203, 2013 (Released:2013-07-27)
参考文献数
14

MRイメージングの収集系の進歩は単位時間あたりの SNRの増大とパラメータの多様化の歴史である.画像化のためのハード系に対する制御ソフトであるパルスシーケンスは自由度が大きく,生体組織の緩和時間の壁を前提としながらその制約下で進歩してきた.画像化は Fourier変換(spinwarp)法が基本であり,MRI収集高速化の問題は空間周波数空間である k空間をいかに速く,高い SNRのデータで充填するかにある.MRIコントラストも強調画像から定量化・標準化の流れにある.本稿ではMRIの収集系技術の変遷を概観する.

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@yashiro_ld 「rewindタイプではFID以外にHEやSTEも集めており」「また,2 つ以上の信 号を同一の時刻で集めるためにはMR信号の回転位相も合わないといけない.その場合,静磁場均一性や傾斜磁場強度,渦電流による残留磁場を含めた調整が重要」 https://t.co/UFzj6Rr6IX

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