著者
堀口 高彦
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.102, no.6, pp.1404-1411, 2013-06-10 (Released:2014-06-10)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1

気管支喘息の多様性をフェノタイプ(phenotypes:表現型)の概念から概説した.近年,病態の多様性を客観的に捉えたクラスター解析による分類が行われている.実臨床に有用な分類にアトピー素因,発症年齢による分類があるが,現時点では各フェノタイプごとに治療を選択するには至っていない.今後,実臨床を見据えた個々の症例に合わせた治療戦略の実現のためフェノタイプ分類の確立が望まれる.フェノタイプを考慮して個々の患者に最良の医療を提供する「オーダーメイド医療」の考え方について概説する.

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若年発症アレルギー型喘息 出生後32週以内の赤ちゃんの皮膚のバリアが弱く外界からのアレルゲンの侵入を許すので、ワセリンなどを塗ってスキンケアをしてあげると、将来喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギーになりにくくなる。 https://t.co/jBLElQOba8

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