著者
野元 正弘
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.96, no.8, pp.1580-1584, 2007 (Released:2012-08-02)
参考文献数
4
被引用文献数
1

薬物による中枢神経障害は,主作用を介している中枢神経受容体が治療域以上に刺激され,強い薬理作用が生じたために起こる副作用と,中枢神経内での薬物濃度が高くなり,通常の治療時には起こらない作用が生じて中枢神経が障害されるものがある.前者は主に中枢神経作用薬でみられ,多くは可逆性で減量により軽快,消失するが,後者は抗ガン剤や免疫抑制薬で見られることが多く,投薬を中止しても回復しないことが多い.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

*薬物による中枢神経障害 主作用を介している中枢神経受容体が治療域以上に刺激され,強い薬理 作用が生じたために起こる副作用。 主に中枢神経作用薬でみられ,多くは可逆性 で減量により軽快,消失。 https://t.co/NMebIKQMDI

収集済み URL リスト