4 0 0 0 OA 1.補体

著者
西川 和裕
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.97, no.5, pp.948-954, 2008 (Released:2012-08-02)
参考文献数
10

IgA腎症や膜性腎症では腎組織に補体が沈着し局所での補体活性化を示すが,血中の補体は低下しない.より強力な補体活性化が持続するループス腎炎や膜性増殖性糸球体腎炎では低補体血症がみられる.低補体血症を呈する疾患・病態は限られている.血中補体価,C3,C4測定結果から補体欠損症が発見でき,補体活性化を伴う疾患では補体活性化経路判別による病態の解析が可能となる.ここでは,補体の概説,腎疾患との係わり,血中補体の見方を解説する.

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> #補体 は,異物を識別し排除するための重要な エフェクター… #ループス腎炎 では,血中補体低下 (補体活性化による消費)がみられ,強力かつ持 続的補体活性化が起きていると推測できる。 産生が消費に追いついてないってことか? #SLE #全身性エリテマトーデス https://t.co/2aNuUNkhXK
腎疾患と補体 https://t.co/nRwRB2BX4a

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