著者
笹川 民雄
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.201-208, 2009-09-01 (Released:2017-02-10)
参考文献数
13
被引用文献数
2

クントの実験において,管内の粒子にはたらく力について考察し,運動方程式をルンゲ・クッタ法で数値計算して粒子の運動を調べた。その結果,空気抵抗力や音の放射圧を受けることにより,粒子は密度や大きさの違いで変位の節または,腹に集まることがわかった。また,粒子の音波浮揚の安定性を力学的に考察した。さらに,クントの実験で生じる縞状の模様は非線形効果で励起される倍音の放射圧により形成されることを明らかにした。

言及状況

外部データベース (DOI)

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どちらも正しいです.こちらに,面白い論文があります. 「クントの実験における粒子の運動」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/pesj/57/3/57_KJ00005893043/_article/-char/ja/ ここには,空気抵抗力や音の放射圧を受けることにより,粒子は密度や大きさの違いで変位の節または,腹に集まることがわかった,と書かれて ...

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【音波8】 (解答・解説) 「クントの実験」は実験をしてみないと何が起こっているのか分からないでしょう。しかし実際に実験をしても,起こっていることの物理学的な説明が難しいのです。リンクは「クントの実験における粒子の運動」(論文のPDF)。これはすごく興味深い。 https://t.co/N4gx3t4yoq https://t.co/Ov1xsPDXWx

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