著者
大坊 郁夫
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.118-123, 2005 (Released:2007-10-19)
参考文献数
14
被引用文献数
1

対人的なコミュニケーションは,相互の理解-心的な共有-を目指して行われる,時間的に連鎖をなす一連の行動過程である.それは,個人,対人関係,社会的脈絡,文化的規範などを要因として含むものであり,時間軸とともに,社会的な拡がりのあるメカニズムを持っている.コミュニケーション行動は,個別の行為が容易に独立するものではなく,高度に統合された全体性を特徴とする.個人を結ぶ親密さについての研究や抽出されている規則性は少なくない.その中で,コミュニケーションのチャネルについての相補的関係を示すモデル,規則性(ゲイン-ロス効果,親密性平衡モデルや自己開示性についての男女比較等)を主に取り上げ,そのダイナミックなメカニズムを考えることでコミュニケーション研究のスタンスを示す.

言及状況

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[コミュニケーション][科学][資料] 女性は低親密の場合親密度を増そうとする

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