長州藩が購入したのはライフル銃と蒸気船ユニオン号。 坂本龍馬や亀山社中が関わったのは後者の蒸気船購入の一件ですね。 ライフル銃に関しては長州人が殆ど自力で調達していまして、龍馬や社中の関連性が薄かったことが明らかになっています。 事の初めは例の下関での西郷すっぽかし事件。これに怒った木戸孝允が、なだめる坂本龍馬と中岡慎太郎に対して、「薩摩が信用できるというならば、(朝敵とされ武器や艦船の買えない ...

危機を救ってもらった当事者側が龍馬の手柄としたからだよ↓。 『慶応二年二月二日付・長州藩士時田少輔』(吉川径幹周旋紀) 「当時薩之客分土州浪士坂本龍馬と、御本家え御留置之土州浪士何某公卿方付石川清之助等之議論ニ、何分暫く皇国危急之時少々之私怨ニ而薩長之大藩不和と申事ハ不相済事故、是非周旋いたし御和順御取扱致と申趣意、期セすして聯合いたし、夫より龍馬東西奔走ニ而薩之意を長ニ、長之意を薩ニ告く ...

その理屈だと、別にライト兄弟がおらんでも、そのうち誰かが飛行機作って空飛んだろうね。 同盟成立までの過程を見なきゃ。 土方久元と中岡慎太郎はポカやらかして、失敗したままどっかに消えた。当事者の小松、西郷、桂は必要に決まってるがゴネまくる。現場で一番苦労し、最後までやる気まんまんだったのは坂本さん。 薩長会談直後の木戸書簡を読んでみなよ。この手紙の冒頭部分に、もの分かれ寸前だった会談の場で ...

「維新史料編纂会講演速記録 一」所収 『維新前後経歴談』伯爵 板垣退助 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/773188 第五回講演速記録(明治44年5月24日) コマ番号81～ 晩年に病床で和田三郎に口術筆記させた、 『立国の大本』板垣退助口述 回顧録とはちと違いますが、後藤象二郎が亡くなった際の、 『伯爵後藤象二郎・大月桂月』所蔵、「哀悼の演説」 少年時代 ...

あの、その画像は以前、僕が他の方の質問に回答であげたものなんだけど…(苦笑) 坂本龍馬は『竜馬がゆく』や日露戦争の前から教科書に載っていますよ。 「坂本龍馬は日露戦争時に昭憲皇太后の夢で有名になった。それ以前は無名で誰も知らなかった云々」 この話は司馬遼太郎さんが、小説『竜馬がゆく』(回天編.龍馬の死)で書いたものなんだけど、現在は研究者たちからこの司馬説に対して反論が出てまして、実際は日露戦争 ...

中岡慎太郎を調べてて、お勧めの本があればとのことですので書籍を中心に… 中岡と言えば薩長和解の周旋、三条実美と岩倉具視の和解周旋。 前者は西郷さんを馬関に連れてこれずに、失敗したまま途中退場しちゃったのが痛い。この一件が、中岡＝失敗者 とイメージ付けてしまい古い書籍なんかでもこんな具合です。 【「木戸孝允」 無何有郷主人 薩長同盟の始末 明治三十年】 「近世史略、坂本龍馬伝等には薩長の ...