不吉でふてぶてしくて人を喰っている さびしい寂しい悪夢の如き短編だ 後の論議を呼んだように、つじつまのあわないところが幾つもある 久生十蘭『湖畔』は何度か書き直されていて、 深澤仁智がその異同を追っている 「湖畔」のたくらみ -久生十蘭「湖畔」論

『君たちはどう生きるか』 国会図書館サイトで読める　無料（要登録） https://t.co/Pu9wMMMplU この名著を論じた浅羽通明の集中講義はめちゃくちゃ面白かった https://t.co/1GdNa0aw36 ただ面白いだけでなく、身近な問題に対処する時、ものを考える時に役に立つ　視界がズズズと広がるような本でした

さきの画像引用はエスリン『不条理の演劇』から 国会図書館サイトで読める（要登録） https://t.co/kDBa5pyNa9 信仰や共産主義など、言葉の正しさが相対化され、完全には何も知り得ぬ不安な時代へ、人間の謎「わからなさ」を示す不条理演劇の意義を唱えた第七章は面白かった　いかにも60年代の本 https://t.co/MGqo7yJOWD

倉阪鬼一郎が『家畜小屋』と並べて挙げた小田仁二郎の短編『触手』も国会図書館サイトで読める https://t.co/gt9qRA5ArQ 「（おそらく）日本で初めての完全な一人称小説」との解説は福田恆存 世界の輪郭をやみくもに指や舌でたしかめていた幼児の記憶を呼び起こす、異様な小説だった　1948年刊 https://t.co/I9FUDiTniE

「あんたよりましな豚はいくらでもいるよ」 池田得太郎『家畜小屋』国会図書館がオンライン公開してて