著者
浅尾 俊樹 谷口 久美子 冨田 浩平
出版者
園藝學會
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.519-521, 2001 (Released:2011-03-05)

養液栽培された葉菜類について、自家中毒の種間差異について検討した。6科16種の葉菜類を活性炭添加および無添加の条件において培養液非交換で栽培した。葉菜類の収量にあたる地上部の生体重は、パセリ、セルリーミツバ、リーフレタス、サラダナ、葉ゴボウ、シュンギク、チンゲンサイおよびケールで活性炭添加区に比べて無添加区で劣った。活性炭無添加による生育抑制はパセリで最も著しかった。コマツナ、ハクサイ、葉ダイコン、ネギ、シソおよびホウレンソウでは活性炭無添加による生育の抑制はみられなかった。以上より、セリ科、キク科および一部のアブラナ科に自家中毒を示す葉菜類がみられた。

言及状況

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葉菜類の養液栽培における自家中毒の発生とその種間差異 https://t.co/VWY7wUVcIX ✔植物は自分の成長を阻害する物質を養液に出す ✔循環したら、影響有 ✔阻害物質は活性炭使うと吸着可能 "自家中毒"は葉っぱ物は無縁だと思っていた…! 廃棄物は少なくしたいし、活性炭を使わない方法は無いかな!

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