著者
夏秋 道俊 岩永 秀人 新堂 高広
出版者
佐賀県果樹試験場
巻号頁・発行日
no.15, pp.1-7, 2004 (Released:2011-03-05)

1.平坦地において根域制限栽培されたウンシュウミカン園を用いて,根域制限栽培に適した土壌母材について検討した。2.樹冠の拡大は保水力の高い火山灰土壌区が最も良好で,玄武岩質土壌区が最も小さかった。また,花崗岩質土壌区ではかん水の回数が多くなるため,肥効調節型肥料を用いることにより,樹冠が拡大すると思われた。3.玄武岩質土壌や安山岩質土壌区ではT/Rが低く,花崗岩質土壌区や火山灰土壌区では高い。4.果実の収量は火山灰土壌区で最も多く,次いで花崗岩質土壌区で,玄武岩質土壌区が最も少なかった。5.果実糖度は粘質な玄武岩質土壌区で最も高く,次いで安山岩質土壌区で,花崗岩質土壌区が最も低かった。

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