著者
松井 寛二 森岡 弥生 竹田 謙一
出版者
信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター
巻号頁・発行日
no.3, pp.11-16, 2005 (Released:2011-03-05)

4頭の木曽馬の馬房内の夜間の姿勢と体温変化の特徴を明らかにし、姿勢および体温変化と睡眠の関連を考察した。姿勢と行動はビデオカメラを用いて、体温(膣温)はデータロガを用いて記録した。姿勢は、1)立位(歩行・摂食)、2)立位(休息)、3)伏臥および4)横臥の4型に区分して記録した。伏臥および横臥の出現パターンには個体差が認められた。4頭平均の伏臥持続時間は16.4分、横臥持続時間は4.2分、夜間11.5時間の横臥回数は6.1回であった。体温は17時の38.1-38.6℃から早朝の37.6℃前後まで漸減した。伏臥から横臥の姿勢変化時にノンレム睡眠からレム睡眠に移行し、横臥時にレム睡眠であることが推察された。

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https://t.co/p97j6qfvdY 馬の休む姿勢やレム睡眠、ノンレム睡眠についての観察

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