著者
米本 仁巳
出版者
養賢堂
巻号頁・発行日
vol.83, no.5, pp.549-553, 2008 (Released:2011-01-20)

パッションフルーツ冬実中の酸含量を低下させる温度および土壌水分。パッションフルーツは、ブラジル南部からパラグアイ、アルゼンチン北部が原産で、トケイソウ科、トケイソウ属のつる性多年生草本である。和名ではクダモノトケイソウ、紫果物時計草、食用時計草などと呼ばれる。主要生産国はブラジル、ペルーなど南米地域の国々である。しかし、近年ではオーストラリア、ハワイ、ニュージーランドの他、ケニア、タンザニア、インド高原地域、東南アジアの亜熱帯性気候の地域で広く栽培されている。主産県は鹿児島県、沖縄県と東京都の3県である。また、パッションフルーツの果汁には、リン、ビタミンA(カロテン)、アスコルビン酸、ナイアシンなどが多く含まれ、タンパク質分解酵素も2種類含まれ、消化機能を高めることが知られている。さらに、他の果汁にはない特有の芳香成分が含まれ、アロマセラピーにも効果のあることが認められている。

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