著者
松尾 雄二
出版者
養賢堂
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.301-306, 2014 (Released:2014-06-10)
著者
本澤 清冶
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 = Animal-husbandry (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.365-368, 2011-03 (Released:2012-12-03)

畜水産発展初期の1960年、飼料会社入社早々に亜鉛欠乏の豚皮膚病、5年後に植物性カポック油粕による異常卵の究明に携わった。この二つの原点は、伝説的評価を得た「子豚人工乳」の開発、コンピュータの配合設計システム開発と余剰蛋白質のムダ削減システム開発との連携による「原料費管理」の確立などを経て、技術士の道へ誘導した。これらのチャンスと指導を授かった上司、協力してくれた仲間に感謝している。本稿は原点の一つのカポック原油中のシクロプロペン脂肪酸に関するものである。I. カポック原油及び綿実原油に含まれるシクロプロペン脂肪酸は、体脂肪の融点を高めるので軟脂豚対策に使われるが、「食の安全」の視点から考察する。日本の食肉文化の主流は薄切り料理であり、豚枝肉取引では薄切り容易な締りの良い肉の評価が高い。肉締りの悪い軟脂豚はカポック原油を飼料に添加してやれば,肉締りの良い硬脂豚に変身する。シクロプロペン脂肪酸の毒性は、異常卵、産卵率や孵化率の低下に留まらず、そのヒナは死に篭り、神経症状を伴う奇形になる。また、プロペン環はカイコ蛾の性フェロモン生合成を阻害する。これらの毒性キーワードは「生殖」であるが、シクロプロペン脂肪酸は豚肉に残留する。この脂肪酸は、合成ゴムの抗酸化剤として開発され発がん性濃厚でありながら、一生毎日食べ続けるペットフードにも認可されている飼料添加物のエトキシキン同様に「食の安全」の視点から危険である。カポック原油(吸着粉)の肉豚用飼料への添加は即刻、中止したい。II. 「シクロプロペン脂肪酸による異常プリオン誕生の可能性」について、既成概念にとらわれずに飼料学と生化学的思考をベースに思い切った発想による根拠を列記する。1)BSEの異常プリオンは生物学的感染、増殖でなく、化学反応による誕生、伝達と推察。2)シクロプロペン脂肪酸を与えた鶏の卵黄はスポンジ的性状になるが、牛海綿状脳症の脳の性状に類似。そのヒナは奇形になり、BSEに似て神経症状を示すものもいる。異常卵黄とBSEの共通キーワードが「スポンジ」であることに遅まきながら最近気付いた。3)プロペン環は大きな「ひずみエネルギー」を持っているので、化学反応活性は爆発的である。同脂肪酸は硫黄華添加CS2とアミルアルコール溶媒によって赤に呈色する(ハルフェン反応)ことから、プリオン蛋白質の含硫アミノ酸のSとの結合性が強いと考える。この爆発的エネルギーは正常プリオンに作用して異常化する可能性強い。4)同脂肪酸の異常卵性状は、産卵後の冷温貯蔵中に進行する。これは代謝でなく化学反応の進行に伴う結果と考えるが、BSE病原体の異常プリオンの伝達機序に似ている。5)シクロプロペン脂肪酸を含む綿実(綿毛は除去)は主に牛、綿実殻は牛や羊に給与する。世界的な食用油過剰から未搾油綿実が飼料として使われ始めたのが1980年前後、その数年後の1980年代後半から英国BSEが顕在化したのも注目である。
著者
今本 成樹
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 = Animal-husbandry (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.7-14, 2012-01 (Released:2012-12-03)
著者
山川 将弘 佐藤 みゆき
出版者
養賢堂
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.54-56, 2012 (Released:2012-12-03)
著者
松村 俊和
出版者
養賢堂
雑誌
農業および園芸 (ISSN:03695247)
巻号頁・発行日
vol.92, no.11, pp.943-949, 2017-11
著者
菅沼 眞澄 七戸 和博 戸津川 清 村田 尚 木村 直子
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 = Animal-husbandry (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.388-390, 2009-03 (Released:2011-03-05)
著者
藤岡 正博
出版者
養賢堂
雑誌
農業および園芸 (ISSN:03695247)
巻号頁・発行日
vol.90, no.10, pp.995-1003, 2015-10
著者
本澤 清治
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.365-368, 2011-03

畜水産発展初期の1960年、飼料会社入社早々に亜鉛欠乏の豚皮膚病、5年後に植物性カポック油粕による異常卵の究明に携わった。この二つの原点は、伝説的評価を得た「子豚人工乳」の開発、コンピュータの配合設計システム開発と余剰蛋白質のムダ削減システム開発との連携による「原料費管理」の確立などを経て、技術士の道へ誘導した。これらのチャンスと指導を授かった上司、協力してくれた仲間に感謝している。本稿は原点の一つのカポック原油中のシクロプロペン脂肪酸に関するものである。I. カポック原油及び綿実原油に含まれるシクロプロペン脂肪酸は、体脂肪の融点を高めるので軟脂豚対策に使われるが、「食の安全」の視点から考察する。日本の食肉文化の主流は薄切り料理であり、豚枝肉取引では薄切り容易な締りの良い肉の評価が高い。肉締りの悪い軟脂豚はカポック原油を飼料に添加してやれば,肉締りの良い硬脂豚に変身する。シクロプロペン脂肪酸の毒性は、異常卵、産卵率や孵化率の低下に留まらず、そのヒナは死に篭り、神経症状を伴う奇形になる。また、プロペン環はカイコ蛾の性フェロモン生合成を阻害する。これらの毒性キーワードは「生殖」であるが、シクロプロペン脂肪酸は豚肉に残留する。この脂肪酸は、合成ゴムの抗酸化剤として開発され発がん性濃厚でありながら、一生毎日食べ続けるペットフードにも認可されている飼料添加物のエトキシキン同様に「食の安全」の視点から危険である。カポック原油(吸着粉)の肉豚用飼料への添加は即刻、中止したい。II. 「シクロプロペン脂肪酸による異常プリオン誕生の可能性」について、既成概念にとらわれずに飼料学と生化学的思考をベースに思い切った発想による根拠を列記する。1)BSEの異常プリオンは生物学的感染、増殖でなく、化学反応による誕生、伝達と推察。2)シクロプロペン脂肪酸を与えた鶏の卵黄はスポンジ的性状になるが、牛海綿状脳症の脳の性状に類似。そのヒナは奇形になり、BSEに似て神経症状を示すものもいる。異常卵黄とBSEの共通キーワードが「スポンジ」であることに遅まきながら最近気付いた。3)プロペン環は大きな「ひずみエネルギー」を持っているので、化学反応活性は爆発的である。同脂肪酸は硫黄華添加CS2とアミルアルコール溶媒によって赤に呈色する(ハルフェン反応)ことから、プリオン蛋白質の含硫アミノ酸のSとの結合性が強いと考える。この爆発的エネルギーは正常プリオンに作用して異常化する可能性強い。4)同脂肪酸の異常卵性状は、産卵後の冷温貯蔵中に進行する。これは代謝でなく化学反応の進行に伴う結果と考えるが、BSE病原体の異常プリオンの伝達機序に似ている。5)シクロプロペン脂肪酸を含む綿実(綿毛は除去)は主に牛、綿実殻は牛や羊に給与する。世界的な食用油過剰から未搾油綿実が飼料として使われ始めたのが1980年前後、その数年後の1980年代後半から英国BSEが顕在化したのも注目である。

3 0 0 0 OA 大帝那翁

著者
五来素川 著
出版者
養賢堂
巻号頁・発行日
vol.第1巻, 1914
著者
富樫常治 著
出版者
養賢堂
巻号頁・発行日
1944
著者
長谷川 元洋
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.29-32, 2013-01

2011年3月の福島第一原発の事故により,約900PBq(国際原子力指標尺度評価によって換算)の放射性物質が大気中に放出されたと推定されている(東京電力株式会社2012)。この放射性物質は,人体へ直接的に影響するのに加え,農業,畜産業,漁業を通した食品にまでその影響が拡大している。事故の起きた福島県は約70%が森林に覆われており,林産物をはじめ,森林生態系に住む各種の野生生物への放射性物質の影響が懸念されている。森林生態系では,落葉層及び土壌には高濃度の放射性物質が蓄積している事が明らかになり(農林水産省平成23年12月27日プレスリリース),落葉属及び土壌中にすむ菌食,デトリタス食(落葉落枝,腐植などを摂食する),土壌食の生物やそれを捕食するほ乳動物などへの影響が重要視される。本稿では,チェルノブイリ原発事故時における放射性物質の土壌動物への影響の知見を概観し,2011年8月よりはじめた,福島原発事故の森林に生息するミミズへの影響に関しての調査内容について報告する。
著者
的場 和弘
出版者
養賢堂
巻号頁・発行日
vol.85, no.1, pp.45-54, 2010 (Released:2011-03-28)