著者
鈴木 郁
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.379-388, 1995-12-15
参考文献数
22
被引用文献数
8 2

パーソナルコンピュータ上で心拍変動性を実時間かつ高い時間分解能で解析することを目的に, オクターブバンド分析に基づく方法を用意した. 本方法では, 心電図の信号からR波に同期したパルスを生成するハードウエア (R波検出装置) と, ディジタルバンドパスフィルタ4組により各帯域ごとのパワーを求めるソフトウエアを用いる. 解析結果としては, 各帯域ごとのパワー, およびそれらの重みつきの和である心拍変動性指標値が得られる. なお本方法は多少の変更により, テープに記録されたホルター心電図の信号にも適用可能である.<br>文字列検索作業および高次系手動制御を課題とする, VDT作業を用いた実験で得られた心電図の信号に, 本方法を適用した. 本論文では解析方法の詳細について述べ, また上述の適用例に基づき精神的負担の評価方法としての適性にも触れる.

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こんな論文どうですか? R波検出装置およびオクターブバンド分析を用いた心拍変動性の解析方法と精神的負担の評価(鈴木 郁),1995 https://t.co/PcoxQR2l5e パーソナルコンピュータ上で心拍変動性を実時間かつ高い時間分解能で解析す…
こんな論文どうですか? R波検出装置およびオクターブバンド分析を用いた心拍変動性の解析方法と精神的負担の評価(鈴木 郁),1995 https://t.co/PcoxQR2l5e パーソナルコンピュータ上で心拍変動性を実時間かつ高い時間分解能で解析す…

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