著者
原中 喜源
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.68-78, 2010-02-15 (Released:2011-02-14)
参考文献数
12

大きな横加速度で旋回中の車両に緩制動を加えると,オーバーステア方向のヨーレート変化量が大きくなりスピンを生じやすく緊急事態に至る危険がある.この高横加速度旋回中の緩制動はスピンの危険がある反面,サーキットのコーナー進入で車両の重心まわりの回転運動を誘発し,旋回運動をよりすみやかに発生させるには有利な可能性もある.本実験ではサーキットのコーナー進入で旋回制動中のプロドライバと一般ドライバの緩制動に関する運転挙動を中心に調べた.その結果,プロドライバは一般ドライバにくらべ,旋回制動中に緩制動を多用し必要に応じてスピンを調節しながら,より小さな速度変化量で,より大きな横加速度を車両に与え,車両の方向をよりコーナーの内側へ向ける傾向を示した.一方,一般ドライバは緩制動よりも強制動を用い,車両にプロドライバほどの大きな横加速度を与えないなどの傾向を示した.
著者
色彩科学協会 日本人間工学会
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, pp.30-36, 1965-07-20 (Released:2010-03-11)
被引用文献数
1
著者
中野 広
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.83-88, 1988-04-15 (Released:2010-03-11)
被引用文献数
1 1
著者
千葉 桂子
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.34, no.Supplement, pp.408-409, 1998-05-16 (Released:2010-03-12)
参考文献数
1
被引用文献数
1
著者
中迫 勝
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.53-61, 1986-04-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
31
被引用文献数
1
著者
笠松 慶子 鈴木 哲 辛島 光彦 泉 博之 神代 雅晴 二宮 理憙
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.125-131, 2004-06-15 (Released:2010-03-15)
参考文献数
11
被引用文献数
2 2

本研究では, 月経周期の月経前期, 月経期および低温期の三つの時期において2種類の実験作業における作業パフォーマンスと月経随伴症状の違いについて検討した. その結果, 単純反応型作業での総作業量と反応時間においては月経周期の時期の影響を受ける傾向があり, 低温期では他の二つの時期に比べて作業パフォーマンスが高いことが認められた. 状況対応型作業では月経周期の時期の影響は認められなかった. 月経期には身体的な変化, 月経前期には精神的な変化が強く現れた. なお, 本研究の被験者は7名と少数であり, 限定されたデータから得られた結果である.
著者
小野 真道 長町 三生 松原 行宏 松島 加代子
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.243-250, 1990-10-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
11

本論文では, クライエントの心理状態を考慮し, 自然言語を用いて効果的なカウンセリングを行うシステムを提案する. カウンセリング理論において, クライエントの状態に適したカウンセリングを行うことは非常に重要である. そこで, システムにクライエントの状態を表現するクライエントモデルを導入する. そして, そのモデルの状態よりカウンセリングのタイプを表す最適なカウンセリング態度を判断し, 応答に反映させる. また, カウンセリング対象を交通問題に限定し, 交通に関するデータベースを作成することによりクライエントに的確な応答を与える.
著者
平柳 要
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.200-211, 2006-06-15 (Released:2010-03-15)
参考文献数
106
被引用文献数
3 7
著者
大山 正
出版者
Japan Human Factors and Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.57-64, 1985-04-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
22
被引用文献数
14 8
著者
堀野 定雄
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.53, no.Supplement1, pp.S254-S255, 2017-06-01 (Released:2017-09-07)
著者
岡部 和代 黒川 隆夫
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.17-23, 2005-02-15 (Released:2010-03-15)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1

追跡計測された4~17歳までの日本人女子41名 (延べ465サンプル) の資料を用いて, 成長期の女子の体形がどのように変化するかを分析するとともに, その結果に基づいて成長期の体形変化を類型化することを目的とする. 分析には, 著者らが先に求めた側面および正面シルエットにおける二次元体形特徴を記述できる40の特徴点を用いた. まず側面, 正面ごとに465サンプルの主成分分析を行い, 累積寄与率が80%以上となる主成分として, 側面では5主成分, 正面では3主成分を抽出した. 次にクラスター分析を行って, 成長期の縦断的な体形変化を4パターンに類型化することができた.