- 著者
 
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             森 俊平
             
             太田 耕造
             
             嶋内 亜希子
             
             中條 和志
             
             木村 時久
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - The Japanese Society of Internal Medicine
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.92, no.11, pp.2250-2252, 2003-11-10 
 
          
          
          
        
        
        
        症例は57歳,男性.意識消失発作,脱力を主訴に受診.平成5年の食道癌根治術以降,食事摂取量が減少すると共に日本酒を多く摂るようになり,来院時著明な低Na, K血症を認めた.ビールを多飲し,食事を摂取しない場合,高度の低Na血症を示す症例はBeer Potomaniaとして知られている<sup>7)</sup>.日本酒はビールと同様に電解質に乏しく,長期の飲酒と食事摂取量低下により同様の病態が生じ得ることを考察した.