著者
永島 幸枝
出版者
Japan Society for Medical Education
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, pp.291-301, 2004-10-25

脳死, 臓器移植に関する医学部1年生および4年生の知識, 態度, 行動について, 臓器移植法の施行および初の臓器移植による影響をアンケート調査により検討した. 脳死判定法を含めた知識は法施行後に有意に増加した. 脳死および臓器移植への態度は法施行後に4年生で肯定的となったが1年生では異なった. 移植後に4年生ではほとんど変化しなかったが1年生では否定的となった. 自己ないし家族の臓器提供の行動は, 法施行後に4年生で増加したが1年生では不変だった. 移植後は4年生では両者ともに著しく減少した. 医学生の反応は単純でなく学年差も見られ, 知識の増加・態度の変化は行動の肯定的変化を引き起こさなかった.

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こんな論文どうですか? 脳死に関する医学生の知識・態度・行動への臓器移植法および初の脳死移植の影響 : 2つのイベント前後におけるアンケート調査の解析(永島 幸枝),2004 http://t.co/8odeTZxKuI

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