著者
長利 洋
出版者
The Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering
雑誌
農業土木学会論文集 (ISSN:03872335)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.451-458, 1996-06-25
参考文献数
6
被引用文献数
4

圃場整備後の水田を対象に,農家が均平を確保するために負担している作業の量を,切盛り土量と運土距離の積で表す運土仕事量を定量的に求める方式を提案した. この運土仕事量を指標に,30a区画水田と大区画水田(60a)を対象に,熟田並の高低差4cmにするまでの均平作業量を検討した. その結果,30a区画水田と同精度の高低差7cmで造成された大区画水田では,30a区画水田に比べて均平に要する負担量が増大することが明らかとなった.<BR>したがって,大区画水田造成に際しては30a区画水田とは異なる,施工側と農家側の双方が折り合うことのできる,新たな均平管理基準が必要であることを提案した.

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こんな論文どうですか? 大区画水田造成のための均平管理基準(長利 洋),1996 https://t.co/1fvurviYDz 圃場整備後の水田を対象に,農家が均平を確保するために負担している作業の量…

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