著者
上田 実 源冶 尚久
出版者
Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.90-97, 2013-02-01
参考文献数
65
被引用文献数
1 1

これまで生理活性天然物リガンドを「鍵」に例えると,その特異的結合タンパク質は「錠」の関係にあり,一つの天然物は1本の鍵であるとイメージされてきた.しかし近年のケミカルバイオロジー分野の研究の進展により,天然物リガンドは1本の鍵というよりも「鍵束(もしくはマスターキー)」であり,複数の「錠」に作用するということがわかってきた (multiligandability).このような背景のなかで,最近の天然物リガンドの標的タンパク質同定はどのようなアプローチを試みているか,また同定後の展開についても解説したい.

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こんな論文どうですか? 生理活性天然物の標的タンパク質をいかに捕まえるか?(上田 実ほか),2013 https://t.co/mE2cMQGTpI これまで生理活性天然物リガンドを「鍵」に例えると,その特異的結合タンパク質は「錠」の関係にあり,一つ…
こんな論文どうですか? 生理活性天然物の標的タンパク質をいかに捕まえるか?(上田 実ほか),2013 https://t.co/mE2cMQGTpI

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