- 著者
 
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             北村 歳男
             
             武田 浩志
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 西日本整形・災害外科学会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.62, no.4, pp.670-672, 2013-09-25 
 
          
          
          - 参考文献数
 
          - 2
 
          
          
        
        
        
        16歳野球の投球よる広背筋筋腹の皮下断裂を経験した.投球中に肩甲骨外側に痛みと腫瘤が出現し,大円筋断裂との鑑別において検査の工夫が必要であった.MRIでは筋の範囲が大きいため情報が少なく,むしろ筋腹断裂の特定には電気刺激による腫瘤の反応やエコーが有効であった.エコーは特に治療の経過判定にも有効であった.治療は保存療法で患部圧迫により断裂離開部が縮小したことで1カ月間圧迫治療を行った.組織修復と滑走が良好であることをエコーで確認の後2カ月半後にスポーツに復帰した.