著者
夏目 誠 大江 米次郎
出版者
大阪樟蔭女子大学
雑誌
大阪樟蔭女子大学人間科学研究紀要 (ISSN:13471287)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.93-105, 2003-01-31
被引用文献数
2

大阪樟蔭女子大学の学生のストレス度を知るために、447名の学生を対象に、我々が作成した72項目からなる大学生ストレス調査表(ライフイベント法による、大学入試を5点とし、これを基準に0-10点の範囲で、ストレス度を自己評価させた。各項目の平均値を求め、ストレス点数と仮称した)を用いて、調査を行った。 得られた結果と、対照群とした332名の国立大学女子学生と比較検討を行った。 得られた結果は以下の通りである。1.対象者の項目ごとの平均値(ストレス点数と仮称した)を求め、高得点順にランキングをした。第1位は「配偶者の死」で9.3点であり、最下位は「旅行やバケーションをとる」の2.0点であった。基準点である5点以上が56項目と多くに認められた。2.対照群との間に、全体や4群(大学、社会、家族、個人生活群)の間に有意な差を認めなかった。3.項目別で1.0点以上の差違が認められたものについて検討した。1.親や他者の自己評価への過敏性、2.対人関係トラブル、3.経済的なストレス、の3特徴が認められた。 以上の結果について考察を加えた。

言及状況

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こんな論文どうですか? 大学生のストレス評価法 (第3報) : 大阪樟蔭女子大学の学生を対象に(夏目誠ほか),2003 http://id.CiNii.jp/KgiL

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