著者
芳野 赳夫
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.61-83, 1981-03

17次越冬隊員29名は, 1976年2月1日から1年間昭和基地, 5月以降はみずほ基地を加えて, 国際磁気圏観測(IMS)に関連した観測を重点的に行った。昭和基地では極光, 地磁気, 電離層, 気象, 地震, 潮汐の定常観測のほか, IMSのための観測機器の増設, 人工衛星追尾受信装置の建設を行い, 人工衛星受信, 7基(2基は夏期間)のロケット打ち上げと, 1基の大気球観測などの超高層部門の重点観測が行われ, 気象・医学の研究も行われた。みずほ基地は, IMSのための超高層観測を開始するため, 4月に観測棟1棟の建設と16kVA発電機の増設を行い, 5月14日以降4名が通年滞在し, 超高層のほか, 雪氷, 地上気象の観測を行い, 特に超高層部門の多点観測に貢献した。

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こんな論文どうですか? 第17次南極地域観測隊越冬隊報告1976-1977(芳野 赳夫),1981 http://id.CiNii.jp/1eIL 17次越冬隊員…

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