著者
雨宮 宏 小山 孝一郎 平尾 邦雄
出版者
宇宙科学研究所
雑誌
宇宙科学研究所報告 特集 (ISSN:02859920)
巻号頁・発行日
no.12, pp.p125-136, 1985-03
被引用文献数
1

本報告は1983年9月16日, 日没時, 中層大気観測器と共にS-310-14号機ロケットに搭載された熱的電子エネルギー分布観測器による測定結果に関する。測定はラングミュアプローブを用いるドリベステン法によっており, 高度90から218kmに亘り正常なデータを得た。観測の結果, 高度90から160kmにかけて高エネルギー尾部に非熱的電子の存在を示す凸部が見られ, その密度は熱的電子の約10_<-2>倍, 熱的電子とのエネルギー間隔は約0.3eVであった。一方, 170km以上(F層)ではその様な凸部は現われなかったが, 分布はマクスウェル分布から若干ずれた形を示した。熱的電子の温度は高度と共にゆるやかな上昇を示しF層で約900°Kとなった。非熱的電子の発生機構として振動励起されたN_2と熱的電子間の非弾性衝突が考えられる。資料番号: SA0166676000

言及状況

Twitter (1 users, 3 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 電離層熱的電子エネルギ-分布の非マクスウェル特性--S-310-14号機による観測結果(雨宮 宏ほか),1985 https://t.co/YgkVGRHkLC 本報告は1983年9月16日, 日没時, 中層大気観測器と共に…
こんな論文どうですか? 電離層熱的電子エネルギ-分布の非マクスウェル特性--S-310-14号機による観測結果(雨宮 宏ほか),1985 https://t.co/YgkVGRqhJC 本報告は1983年9月16日, 日没時, 中層大気観測器と共に…
こんな論文どうですか? 電離層熱的電子エネルギ-分布の非マクスウェル特性--S-310-14号機による観測結果(雨宮 宏ほか),1985 https://t.co/YgkVGRqhJC 本報告は1983年9月16日, 日没時, 中層大気観測器と共に…

収集済み URL リスト