著者
星野 直人 山城 光雄
出版者
足利工業大学
雑誌
足利工業大学研究集録 (ISSN:0287086X)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.141-143, 2000-10-27

本研究では、2組のデータの分布を比較する問題を扱った.このような分布の比較を行うためのグラフィカル手法として,経験Q-Qプロットがある.これは,2つの経験分布関数の対応する分位点の散布図である.他方,2組のデータが同一の分布に従うかどうかを検討する問題は2標本問題と呼ばれ,経験分布に基づく検定としてスミルノフ検定がある.本研究では,スミルノフ統計量から経験Q-Qプロット上に描画できる採択限界を導出し,2組のデータプロットがこの採択限界を横切るがどうかに従ってデータぼ分布の相違を検出するグラフィカル手法を提案した.さらに,提案法の適用を説明するために数値例を与えた.

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CiNii 論文 -  2標本問題におけるスミルノフ統計Q-Qプロットの採択限界 http://t.co/jpsYkioQ

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