著者
粟屋 敏雄 大滝 康一 石原 昌司 小野 尚志 千葉 薫 板垣 祐一 山田 武宏 須野 学 早勢 伸正 田崎 嘉一 松原 和夫
出版者
日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.425-434, 2005-06-10
参考文献数
11
被引用文献数
1 5

出版社版新規システム導入後のオーダシステム内の記録から,処方が試みられた併用禁忌の組み合わせなどを解析した.相互作用チェックは,その処方の投与期間内に重複しているすべての薬品を自処方内および他処方内の薬歴データファイルから抽出し,チェック対象薬剤が重複した場合,チェックメッセージを表示した.システム運用開始以降,13ヵ月間における処方せんおよび注射指示せんの枚数はそれぞれ290956枚,299017枚の計589973枚であった.調査期間内にチェックのかかった回数は299件であった.警告としたものを除く173件中,96件は処方が中止された.時間外の併用禁忌の処方の危険率は時間内に比べ実に4倍近くにも上った.オーダ別にみると,実に80%近くの併用禁忌の組み合わせは注射薬が関与するものであった.最もチェックのかかった頻度が高かった薬剤の組み合わせはトランサミン注とトロンビン細粒の組み合わせであった

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こんな論文どうですか? 注射薬を含めた相互作用チェックシステムによる併用禁忌の解析 : 薬歴の中での相互作用チェックの重要性(粟屋 敏雄ほか),2005 http://t.co/imNmMUbMjY

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