著者
牧野 洋 村中 晃憲
出版者
公益社団法人精密工学会
雑誌
精密機械 (ISSN:03743543)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.480-485, 1982-04-05

カム輪郭の最小曲率半径は使用するカム曲線, ストローク比, その他の因子によって微妙に変化する.与えられた条件のもとでの最小曲率半径の値を, 簡単な式によって, できるだけ正確に推定することが必要である.本報においては, 直動従節および揺動従節の直進カムおよび円筒カムについて最大曲率あるいは最小曲率半径の値を推定する近似式をいくつか提示した.これらの式による近似値の精度は各種のカム曲線について, 実用的な条件の範囲内で, 真値の80〜110%であることが確かめられた.特別な係数Ccを導入することによって, この精度は更に高められ, 真値の±5%となる.ここに示した方法は使用法が簡単であり, 他の方法のように莫大な量の図表を必要としない.

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