著者
川嶋 寛昭
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.739-747, 1987-03-01
被引用文献数
1

Pinhole collimator使用Tc-99m-E-HIDA胆道シンチグラフィーを用いて基礎的研究を行った結果,本法は優れた画像分解能を示し,健常人にて鮮明な拡大胆道像をえた.そこで胆石症術後症例88例の胆道から十二指腸への胆汁の排出率を放射能活性の減衰率から算出したところ,胆嚢結石群では64.1%,胆嚢から胆管へ逸脱したと考えられる胆管結石群では50.4%,胆管で生成された原発性胆管結石群では18.4%とこの順に低下し,さらに原発性胆管結石群では,cholecystokininにも反応しがたい変化の存在が想定された.また胆道末端部からの放射能活性の減衰は術中胆道内圧値と逆相関し,加齢により低下した.

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こんな論文どうですか? Pinhole collimator使用胆道シンチグラフィーによる胆道末端部運動機能の解析(川嶋 寛昭),1987 http://id.CiNii.jp/FdjSL
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