著者
斉藤 文彦
出版者
公益社団法人精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.1470-1474, 1995-10-05
被引用文献数
6

一般化ハフ変換を用いた半導体ウエハ識別番号認識装置を開発した本装置は以下の特徴を持つ.<BR>(1) テンプレートテーブルのデータ量を削減するために, 文字パターンの曲線部分に着目して, データ圧縮を行う<BR>(2) マルチプロセノサシステムを用いて, テンプレートテーブルの検索と座標変換計算を並列処理することによって認識時間を短縮する.<BR>(3) 一般化ハフ変換を用いているため, 品位の不良な対象画像であっても高い認識率を得ることができ, また, 文字パターンのわずかな大きさや傾きの変化の影響を受けにくい<BR>(4) 定型フォントであれば, テンプレートテーブルの圧縮率を60%程度としても認識率への影響はほとんど見られない.<BR>(5) 実機へ適用したところ, 認識率98, 6%と認識時間16秒という実用的な結果が得られた.

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こんな論文どうですか? 一般化ハフ変換による半導体ウエハ識別番号認識(斉藤文彦),1995 http://id.CiNii.jp/Fu06L

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